楽しい釣りが一瞬で台無しになるロッドのトラブル。お気に入りのロッドが折れたり、ガイドがとれたりするとテンションが下がりますよね。今回は不幸中の幸いともいえるトップガイド破損の際の交換方法について。(まとめ○アングリングバス編集部)
発端は先々週、校了明けで豊英湖へ行ったときのこと。
雨が降っていた割には釣果は微妙で、微妙な気分で桟橋へ戻り、ボートを着けようとしたとき、事件が起こりました。
バキッと嫌な音がして、気に入って使っていた古いロッド(ダイコー/アグレシオンAGC-66MH)のティップがボートとボートの間に挟まっている!
やべえ、折れたか!? と思って確認すると、ブランクス自体は無事。しかし、次の釣りの準備中にトップガイドがぐにゃりと曲がり、ガイドリングもバキバキに割れているのを発見しました。
これはテンションダダ下がりです。ちょうどブレイゾンを新調したところでもあったのですが、このアグレシオンを引退させる気は一切なく、フロッグ用にコンバートするつもりだったのに、ガイドがこんな状態では使えません。
ですが、ガイドだけで済んだのは不幸中の幸い。トップガイドの交換は不器用な人でも十分できるんです。
ティップが折れてしまうと、その分ロッドが短くなって調子も変わってしまいますが、これならガイドが新しくなるだけで調子は変わりません。
今回はそんなトップガイド交換方法について。
破損したガイドを外す
ライターでガイド周辺を熱します。これはブランクスとガイドを固着している接着剤を溶かすためです。
火を近づけすぎると燃えてしまうので注意。遠めの火で時間をかけて溶かしていきます。
イメージとしては火の端から10〜15cmくらいは離す感じでしょうか。時間はかかってしまいますが、その方が安全です。
ガイドを外す際は、熱くなっているのでペンチなどを使用します。
外したガイドを持って釣具店にガイド探しに

釣具店で元々ついていたのと同じサイズのガイドを探します。今回は自宅最寄りの大手釣具量販店で探しました。
もっとロッドカスタムに力を入れているお店などに行かないとあまり種類はないのかもしれない、なんて思っていたのですが、トップガイドだけは細かく小分けされた棚にかなり豊富にそろえてありました。

本格的なカスタムは専門のお店がいいと思いますが、今回のような応急的な処置の場合は一般的な量販店でも大丈夫みたいです。
接着剤でまっすぐ装着。以上!

釣りでいつも持ち歩いている接着剤でガイドをティップに真っすぐ装着。
「アロンアルファ」というと瞬間接着剤のイメージがあると思います。本来、瞬間接着剤はガイド補修向きではないみたいですが、これは「アロンアルファ釣名人」といって、釣り用のアイテムなので、ガイド補修を含め様々な用途に対応しています。
応急的な処置にはなりますが、以上で終了。これで十分使えるはずです。
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