穴開け加工不要でモーターガイドやミンコタのマウントに対応するサウザーのショートバウデッキ。アングラーのツボを押さえたサウザーのモノづくりから生まれたアイテムの魅力に迫ります。(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)
加工不要で数種類のマウントに対応

私はこれまでモーターガイドのリトルゲーターで使っていましたが、最近、好奇心と漠然とした憧れからミンコタの中古エレキも入手。36lbでさすがに遅すぎると思われるため、サブエレキになりそうですが、ためしに付けてみたところ、普通に装着可能。デッキには14個、つまり7対のネジ止め用の穴とRAM用の3つの穴が3カ所にあらかじめ空いており、穴開けなどの加工不要でかなりの種類のマウントに対応できるようです。※サウザーのHP参照。

プレートを外せば流行りのショートマウントにも対応しています。
コンパクトさ

収納場所や車での移動など、なるべくコンパクトな方が助かるのがエレキ関連。かつて主流だったサウザーのレンタルバウデッキに比べると圧倒的に小さいです。一方でレンタルバウデッキはドリンクホルダーや小物を置くスペースがあったりと、根強い人気があったりするようですが、やはり小さいに越したことはない。特にマンションやアパート住まいだったり、車もコンパクトカーだったりすると保管も移動もいちいち大変です。
ただ、ひとつ注意しなければならないのは重量。コンパクトになった分、素材に強度をもたせる必要があるようで、一見すごく軽そうに見えるものの見た目ほどは軽くはないんですが、安心感は高いですね。それに取っ手がついているため持ち運びもしやすい。
デザインのよさ

デッキ上でおさまりがいいデザインも気に入っている点です。
カラーもレッドのほかにブルー、ブラック、ホワイト、イエロー、オリーブグリーンの全6色から選べます。
デッキ上がすっきり

写真は千葉県豊英湖、豊英湖つり舟センターの12ft。後方からの写真である点を差し引いても、かなりコンパクトです。船首側の浮力体がスペースとして使えるので、飲み物を置いたり、魚探のバッテリー、使いかけのルアーなどを置くことができます。
東は新利根川から西は津風呂湖まで使えた
房総半島や相模湖、津久井湖はもちろん、東は茨城県の新利根川から西は奈良県の津風呂湖までこれまで訪れたほとんどすべてのフィールドのレンタルボート店で装着することができました。新利根川、牛久沼、亀山湖、豊英湖、三島湖、戸面原湖、相模湖、津久井湖、津風呂湖で実際に確認済みです。それにしても取材や釣りで案外各地を釣りしているものですね。その割には釣れていませんが…(苦笑)。
ただ、津久井湖の沼本ボートではボルトの長さが足りない場合があるようです。沼本ボートではないのですが、津久井観光の一部のボートでも装着できないことがありました。




汎用性の高い4つのボルトで固定するタイプ。一部3つのボルトで固定するタイプは装着できないボートもあるようです。
購入しやすい価格
定価15,800円(税別)とまずまず手を出しやすい価格で、しかも流通量も多いため量販店など気軽にお店で買うことができるのもいいですね。
エレキ関連のアイテムは個々のアングラーのこだわりが強く出る部分です。こだわり抜いて自分仕様に仕上げるのもいいですが、ひとまず快適にレンタルボートでの釣りを楽しみたいアングラーにはサウザーショートバウデッキはかなりおすすめです。
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