【インプレ】レジットデザイン ワイルドサイドマルチピース WSS63L-5

今年発売されたワイルドサイドのマルチピース(5ピース)。5ピースって実際どうなの? と思っている方のためのインプレです。(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)

 

釣行回数は少ないものの、ワイルドサイドWSS63L-5を数回使用してみたインプレです。

全体的な印象としてマルチピースのデメリットはほとんど感じていないのが率直な感想です。

強いていえばですが、同じくワイルドサイドマルチピースのWSC611MH-5といっしょにロングケース620マルチ(メイホー)に収納し、携行しているわけですが、セッティングする際に組み合わせがパッとわからないことぐらい。

いくらベイトとスピニングとはいえ、瞬時にはわからないものですね。

これもずぼらな人間だからこそで、ケース内部でもロッドベルトなどで束ねておけば起こらない話。

さて、細かい感想へとうつりたいと思います。

 

 

SPEC:レジットデザイン ワイルドサイドマルチピースWSS63L-5

  • 全長=6フィート3インチ
  • 標準自重=100g
  • アクション=MF
  • グリップ長=220mm
  • 継数=5
  • 適合ルアー重量=0.9〜7g
  • 適合ライン=3〜6ポンド
  • 素材=カーボン85%、アラミド10%、グラス5%
  • 価格=31,000円

フィネスゲーム全般を受け持つ、バーサタイルなライトアクション。ノーシンカー、ダウンショット、ネコリグなどのライトリグ全般をそつなくこなす、クセのないスムースなアクションは、シャッドなどの軽量ハードベイトへの適性も併せ持っています。6‘3“を5ピース化することで、スーツケースは言うまでもなく、ビジネスバッグや小型バックパックにも収まる収納性、携帯性を持っています。あらゆるフィールドにおいて、ライトリグ、フィネスフィッシングの準備をしておくことで、結果として豊かな釣行となる可能性が高いのが日本のバスフィッシング。どこへ行くにも必携のロッドです。

レジットデザインWEBサイトより引用。

 

キャスト時の振り抜けが抜群にいい

まず、これはかなり意外だったのですが、キャストしたときの振り抜けがいい。

ルアーを問わず、きれいな軌道でキャストすることが出来ます。

5ピースということは当然継ぎ目が4カ所あるわけですが、そのことを感じさせないバランスのよさ。

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それもそのはず、継ぎ目が4カ所とはいっても、1カ所はグリップとブランクスの継ぎ目なわけです。ブランクスにある継ぎ目、つまりアクションや曲がりに影響するのは3カ所なのです。

 

ルアーを正確にアクション

これは釣りの技量の問題であまり細かく語れませんが(苦笑)、バランスがよければアクションをつける際も正確に行うことができるはずです。

たぶん(笑)。

マルチピースは継ぎ目が多くなる分、どうしても重くなってしまうはず。

ですが、使用感としては意外なほど重さは感じませんでした。

 

バスを寄せるパワーも十分

WSS63L-5では幸運にも数本のバスをキャッチしていますが、バスを掛けて寄せるパワーも十分です。

もちろんスピニングでもパワーフィネスなど特殊な釣りは守備範囲外だと思います。それはWSS610ML-5の領域になってくるでしょうね。

 

ライトリグから小型プラグに対応

これまでジグヘッドリグ、ネコリグ、シャッド、ダウンショットなどに使用してきました。

スピニングタックルで使うあらゆるルアーに十分対応できるといった印象ですね。

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高滝湖ではヴィローラの中層スイミング

ミドストもどきで夏の高滝湖、昼休憩中に釣ってしまったときもWSS63L-5。

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限りなく自称に近い”ミドスト”ですが、しっかりフッキングしていました。掛からないショートバイトが2回連続し、ギル? と思いつつ、ややはげしめにアクションをつけたところ(ミドスト…?)しっかり喰ってきました。

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くちびるの端で、バイトは浅そうですが、しっかりフッキング。ルアー、ジグヘッド、そしてなによりロッドの相性がバッチリだった証拠だと思います。

ライトラインを使用する釣りでは、歯で切られる恐れがあるため口の奥に掛かってほしくないところですが、理想的な掛かりともいえます。

 

横利根川ではトルキーストレートのネコリグ

夕方にバイトが集中した11月の横利根川。

トルキーストレート4.8インチのネコリグで16時過ぎに獲った貴重な1本。このときもロッドはWSS63L-5でした。

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ちなみに、使用していたフックはガード付きマス針。

ジグヘッド、ガード付きマス針ときたら、オフセットフックでのフッキングも気になりますね。

 

きびしい冬のディープにも投入予定

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これは今後検証していきたい要素なのですが、ずばり冬のディープの釣りです。

個人的な話ですが、冬の魚探で地形を見ながらの釣りが妙に楽しくなってきており、昨冬は三島湖、豊英湖、奈良県の津風呂湖などで意外と釣っています。

操作感に乏しいディープで、ライトリグをアクションさせ、アタリをとることができるのか。

何回釣行できるかわかりませんが、現実的にはディープに集中する時間も多くなるはず。

真面目に検証してみたいと思います。

 

アングリングバスVol.27は12月21日(金)発売です!

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