亀山湖の笹川筋上流に位置するリザーバー片倉ダム。立ち木、ウィード、切り立った地形が特徴という異色の房総リザーバーに新年早々挑戦しました。(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)
お正月休みは3日までと決めていたので、大晦日は毎年年末恒例の横浜横須賀ライトゲームで釣り納め、元日はだらだらして過ごし、2日はキャスティング、ポイント、横浜サンスイと釣具店を回遊、3日に片倉ダムへ行ってきました。

過去、取材では幾度となく訪れており、片倉に通い込む高橋洋一さんのバックシートに乗せてもらって釣りをしたこともありますが、実は自分で釣りに来たのは初。レンタルボート笹川の桟橋で朝準備していたら、そういえば…と気づきました。
2019年はなるべくいろんな釣り場に行こうということで、一年の計は元旦にありじゃないですが(そもそも元旦じゃない)、片倉に来てみたわけです。当然、真冬に来たのも初。
切り立った地形の川っぽいリザーバー
相模湖、津久井湖、高滝湖、亀山湖などが大きな本湖を擁する池・湖っぽいリザーバーなら片倉は川っぽいリザーバーだと思います。
全体的に細長い。
下流のダムサイト付近に「本湖」っぽくなっているエリアもありますが、それでも川幅はせまいです。
切り立った地形の中にある片倉ダム。水中も同じでけっこう急深な場所が多く、フラットが少ない。
朝の水温は8℃台
私の魚探で8.1℃。0.5℃くらい高めに出る傾向があるようなので、実際は7℃台だったかもしれません。日中には8.5℃から場所によっては9℃くらい。
気温は朝の道中でマイナス3℃を記録。毎朝ごとに冷やされて、水温は今後も5〜6℃まで下がっていくものと思われます。
ガイドが凍って釣りしづらい…


ただですらツラい冬の釣りがさらにツラくなる冬のワナ。
ガイドが凍る。水につけて溶かす。また凍る。
そんな負のスパイラルに陥ってしまいます。そういえば、エリアトラウト用のアイテムでガイド凍結防止剤みたいなモノがリリースされていたはず。次回の釣行で試してみたいところです(発見できれば…)。
しかも、普段ならばそれほど気にならないラインのヨレも空気が冷たいことでラインが硬くなりイライラがつのります。たまにリグを切ってラインを出してボートで引っぱり、ヨレを撮ったりしていました。極小のスイベルかませるべきですね、やはり。
本湖メインでじっくり?
魚探を見ながら本湖をウロウロしてみると、この親水公園のようになっている場所の前に水深9〜10mくらいまでのいい感じのフラットがありました。
同じ房総ということで、年末の豊英湖のイメージでいくと、このへんでレッグワームダウンショットでねばっていればバイトくらいはあるのではないか?と思っていたのですが…。

後で調べてみると、「宮の下」と呼ばれるエリアのようです。


結果は新年早々の完デコ
完デコでした。水温も低いとはいえ、まだ8℃あったのでなんとかなるんじゃないかと思っていたのですが、きびしかった。
多すぎる立ち木、いまだに残るウィード
とくに困惑したのは水中に残る無数の立ち木と所々に残るウィードの扱い。絶対にバスは着いているはずで、ポイントやルアーの選択肢が増え、結果的に考えがまとまらず集中できなかった感じでした。
レンタルボート笹川の便利な電動カート

片倉ダムではレンタルボート笹川から出船。
ここは亀山湖の各ボート店同様、電動カートでラクラク準備できるのがうれしいところです。
ただし、桟橋までのスロープは傾斜が急なので、慣れていない人はお店の方に手伝ってもらった方がいいかも。実際、手伝ってもらえます。とくにこの日は朝、桟橋が凍結。カートの扱い自体は私も慣れていましたが、危ないので手伝ってもらいました。
ブラックで福袋を購入
失意のまま帰宅…せずに、そのまま下道で千葉市へ移動。
片倉ダムでガイドも行うJBトップ50の高山陽太郎プロがいるフィッシングガレージブラックへ。片倉のお話を色々聞きました。
思っていた以上に遠かったです(笑)。千葉って広いですね。
5,000円の「ハードベイト福袋」を購入。高山プロいわく、福袋への注目度は想定していたよりも高く、電話の問い合わせもあったほか、ノリーズ福袋は早々に売り切れてしまったとか。
中身はまた後日!
アングリングバス最新号、好評発売中!
付録DVDはノリーズプロスタッフ伊藤巧さん!