渓流魚は日本淡水魚の中では特にルアーへの反応がよく、ルアーフィッシングらしい釣りが楽しめるのが渓流ルアーの醍醐味。最近は積極的にアクションさせるミノーイングが流行中です。(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)
いよいよ明後日より全国的に渓流解禁を迎えます。先週発売となったCOSMICMOOK『渓流釣りのすべて』もおかげさまで順調な初速で売れています。
『渓流釣りのすべて』ではエサ釣りとルアーフィッシングのハウツーを掲載しておりますが、今回はルアーで渓流を釣る面白さについてまとめました。
日本の淡水魚ではダントツでルアーに好反応
ヤマメ、アマゴ、イワナは純日本産の淡水魚としては突出してルアーへの反応がいい魚でもあります。もちろんエサでもフライやテンカラなど毛針でも釣れますが、ルアーで狙うのも楽しいのが渓流魚です。
バスフィッシングではフィネスなアプローチが必要になる場面も多いですが、渓流の場合は活性が高い魚を探して釣り上がっていくスタイルが基本。積極的にルアーをアクションさせ、ヤマメ、アマゴ、イワナの反応を引き出していく。いわばルアーフィッシングらしい釣りが楽しめるんです。
スピナーやスプーンも根強い人気がありますが、最近の流行は圧倒的にミノーなのです。
チェイスシーンが見える!
トゥイッチングさせ、落ち込みや瀬から魚影が走ってくる様を見ながら釣りができます。これは澄んだ水の渓流ならでは。
中流部や里川ではそうもいかないことも多いですが、上流から源流ではほぼ毎キャストがサイトフィッシング。
岩陰から真っ黒なイワナがヌッと飛び出してきたり、ヤマメやアマゴが瀬でチェイスしてきたり、そうした大興奮のシーンを目視できるのが渓流ルアーの面白さです。
おすすめ渓流ミノー5選
数々のミノーがリリースされていますが、特におすすめの5つをご紹介します。
素人目線ですが、プロではないからこそメーカー横断して色々なルアーを紹介できる側面もあります。
スミス D-コンタクト50S
個人的には王道中の王道。トゥイッチしたときの左右へのダートのキレがよく、ここぞというところでトゥイッチさせるとたまらずヤマメやイワナが飛び出してきます。トラウトブランドとしても一流のスミスのミノーだけあって、多くのアングラーに支持されています。
アイマ issen45S
私がホームリバーとする西丹沢などではよくあるのですが、水量が少ない細い流れにおすすめなのがissen45S。魚がいるかどうかわからないような細い流れに分け入っていくときはissenを多用します。標準でシングルバーブレスなのも気に入っている理由のひとつです。
ジップベイツ リッジフラット45S
移動距離を極力抑えたピンポイントでのアピールに長けるのがリッジフラット45S。ちょっとした落ち込みなどでトゥイッチさせて使っています。イワナがよく釣れる気がします。
デュオ スピアヘッドリュウキ50S
ソルトからバスまで幅広く手がける総合ルアーメーカーがリリースするミノーでありながら、1個1,000円弱のリーズナブルな価格が魅力。尖った部分は少ないながらも性能もバッチリ。シリーズ展開も豊富で渓流から本流用まで幅広くラインナップしています。
パームス アレキサンドラ50HW
issen同様、標準でシングルバーブレスを装着しているシンキングミノー。こちらもダートのキレがよく、ピンスポットで反応を引き出す能力に長けています。
渓流ルアーに必要なタックル
ミノーをトゥイッチするため、ハリのあるロッドがおすすめです。
また、ロッドの全長は枝や木、岩などが多く込み入った川で竿を振ることもあるため、短めがいいです。
私は5ft6inにステラC2000HGSを合わせています。
【タックルデータ】
ロッド:パームス シルファー・スマートフレックスSYKSi-56L IIDAコンセプト
リール:シマノ ステラC2000HGS
ライン:PE0.6号(リーダーはフロロ6lb)
渓流解禁まであと2日です!
COSMICMOOK『渓流釣りのすべて』好評発売中
動画でわかる基礎的ハウツー
アングリングバス最新号も発売中です!
表紙&付録DVDは加木屋守さん