「バス釣りコラム」カテゴリーアーカイブ

【最新刊】アングリングバス2021年6月号発売!!

特集は「ハードベイト強化プログラム」

川村光大郎さん、折金一樹さん、秦拓馬さんらが、全国各地の人気フィールドで春バス攻略法を解説します。ガンクラフト代表平岩孝典さん×DRT代表白川友也さんのビッグベイトを語り尽くす対談も必見!付録DVDは琵琶湖ガイド古瀬泰陽さんがライブスコープを使いこなして琵琶湖の春バスを釣り上げる実釣企画です!

いつもご愛読ありがとうございます。アングリングバス編集部です。

季節は春、アングリングバス6月号では有名アングラーさんたちに春バスの攻略マル秘テクニックをお伺いしました。

テクニックって言っても、そんな高度なこと俺できないし…素人じゃ真似できないんじゃないの?

いえ!アングリングバスでは、「すぐに試せる」ことを重視し、テクニック、マインドの作り方をアングラーさん達に分かりやすく解説して頂いています。

「すぐに試して」頂きたい情報盛りだくさんです!

6月号では、あの中部のスター・伊豫部健さんのYouTubeチャンネル「IYOKEN Fishing」とのコラボ企画、ビッグベイト界の重鎮による知られざるルアー開発秘話、話題のピクピクの正しい使い方、ワカサギパターン攻略、シラウオパターン攻略と内容が盛りだくさん!

きっと、皆様の春の釣行のヒントが詰まった一冊です!

特集【ハードベイト強化プログラム】

特集では、ハードルアーに焦点を当てて、ハードルアー使用においてバスプロが実際にしている思考のプロセスを惜しみなく公開しちゃいます!

折金一樹さんの高滝湖釣行では、コレだけは持っていって欲しいルアーを5つに絞って厳選。実釣では20年ぶりにまさかの春爆が…!?

X-Day到来!?

【原寸大!マルチジョイントビッグベイトカタログ】

「釣れるルアーではなく釣りたいルアー」。これはあのジョイクロシリーズの生みの親、ガンクラフトの平岩孝典さんがご自身で尺-ONEについて語った際の言葉です。この一言にビッグベイトの全てが詰まっているのではないでしょうか。

そう、ビッグベイトはロマン!デカい物はカッコいい!釣れたらもっともっとカッコいい!それが男の子心というものではないでしょうか。

6月号ではそんなビッグベイトをほぼ原寸大で掲載!300mmオーバー、1Pに収まりきらないジャイアントベイトのインパクトは一見の価値ありです。

クラッシュゴーストは3連結ボディで可動域が広く、ジャイアントベイトの中でも軽快な操作性が人気

※誌面掲載の都合により016−017ページについては完全な原寸ではありません。ご了承ください。

【読者プレゼント】

今回の読者プレゼントの目玉は、シマノ/ヴァンフォード2500S、人気のモデルを一名様に無料でプレゼントさせて頂きます!

また、今回の密かな編集部オススメは、デュオ/ポケモンフィッシング。

実はこのポケモンルアー、一度は完売した人気商品なんです。

あの村田基さんがテスターをつとめ、実際にインスタグラムでは様々なアングラーの釣果報告が!こちらはピカチュウとカイオーガを各1名様へ

ご応募お待ちしております〜!

カイオーガは羽根モノ。確かにカイオーガはルアーにするなら羽根モノの形だ…と納得。ポケモンリスペクトを感じる一品。

【編集部裏話

今回のビッグベイトカタログの記事のために、様々なビッグベイトを机の上に並べていたので、デスクは大変な事に…

ジャイアントベイトについては誌面の写真の上に本体を重ねてしっかり原寸大になっているか確認しました(笑)

※誌面掲載の都合により016−017ページについては完全な原寸ではありません。ご了承ください。

ギガンタレル、ガンタレル、チビタレル集合の図。非常にリアルで精巧。
おまけ
ワカサギ風ルアーvsバス風ルアー。まさしくリアルカラー。

【珍説】鳥居の周りは釣れる説

「鳥居の周りは釣れる」アングリングバス編集部の田沢がもつ持論のひとつだ。桧原湖、高滝湖、亀山湖、芦ノ湖、そして先日の一碧湖、テクニック面以外で「鳥居」が重要なキーワードになるメジャーフィールドは多い。今回はそんな「珍説」についての考察です。(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)

 

鳥居が釣れることに気づいたのは数年前のこと。鳥居が有名ポイントになっている釣り場は枚挙にいとまがない。高滝湖や亀山湖の鳥居は有名だし、個人的には釣れた経験はないが、琵琶湖にもあるらしい。今回はそんな鳥居が釣れる理由を考えてみた。

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一碧湖の鳥居。この島の岩にハイピッチャーMAXをゴツゴツ当てて釣れた。

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こんなところにも鳥居が…。実際、高滝湖の鳥居沖はボートの人気ポイントだ。

 

鳥居、なんだか釣れる気がする

そもそも鳥居とはなんなのか。

ざっくりいうと、神様の領域と人間の領域の境界にあるもので、神様の領域への入口を意味するものなんだそうです。つまり、鳥居を隔ててこちら側が人間、あちら側が神様の領域であると。神社の入口にあるのはそのためでそれはわかりやすいんですが(桧原湖、芦ノ湖、一碧湖、琵琶湖などには神社もセットであります)、釣り場によってはただ鳥居だけドーンと立っている場合もありますよね…(高滝湖、亀山湖)。どこか離れた場所に神社もあるのか、それともほかの理由があるんでしょうか。亀山湖は裏の山に神社もありますね。そのへんに関しては釣りとはあまり関係ないので、今後、機会とその方法があれば調べてみたいと思います(笑)。

 

仮説1:目印になりやすい?

まず第一に考えたのが、目印としてのわかりやすさです。大抵の鳥居は真っ赤で目立ちます。釣れたとき、「あの鳥居の近くだったよ」といえばすぐに伝わりますよね。釣果を伝達するうえでのわかりやすさは理由としてあると思います。ポイント名にもわかりやすいものとわかりづらいものがあって、ローカルにしか伝わらないようなものも多いです。私はいまだに相模湖秋山川の有名ポイント「岡堂」がどこなのか正確にはわかりません(笑)。ですが、日本に生まれ育った人であれば「鳥居」と言われれば初心者か上級者かといった釣りのレベルやその釣り場に通い込んでいるか否かに関わらず、一発で通じるはずです。

 

仮説2:鳥居の赤が何かを引き寄せる?

人間にとっても赤は「注意!」を引き寄せる色です。救急車のサイレン、赤信号など、注意を促す際にも使われる色です。また、ルアーでも赤は人気カラーのひとつです。魚にとっても、赤は生き物の血液の色であり、あらゆるルアーフィッシングで赤系は重要カラーのひとつです。バスフィッシングではバイブレーションのカラーとして定番ですし、個人的にはいまいち釣った記憶がありませんが、ワームのカラーとしても重要なカラーであると言われています。サーモンフィッシングでも赤は必ず必要なカラーだとか。そんな赤に水中の魚や人間が引き寄せられるのではないか、というのが仮説その2です。

 

仮説3:アングラーへの心理的影響?

子どもの頃から神社や鳥居にいたずらをしてはいけないといわれて育った人も多いのではないでしょうか。立ち小便禁止などを意味する看板に鳥居の絵が描いてあったり、場合によってはミニチュアの鳥居が立っていたりします。よく見かけるので効果が大きいんでしょう。「触らぬ神にたたりなし」的に鳥居に罰当たりなことはしないようにしようという心理が働く可能性に注目しました。「鳥居が立っている場所にルアーを投げるなんて」と考える人もいるのかもしれない、と。あるいは、仮に投げても鳥居が気になって釣りがおざなりになり、しっかり攻めずに終わってしまう。すなわち、プレッシャーが低くなる?

 

仮説4:ハードボトムだから?

正直、これが最大の理由ではないかと思うのですが(笑)、ハードボトムだから。神様と人間の領域を隔てる存在の鳥居が軟弱な地盤の上に立っていたら、悪天候などですぐに倒れてしまう可能性があります。東日本大震災のとき、家屋の多くが流されてしまった土地で神社と鳥居だけが残っていた例があります。つまり鳥居を立てる場所はどこでもいいわけではないということ。地盤が硬くしっかりしている=(バスフィッシング的にいう)ハードボトム=釣れる、という図式です。

 

鳥居が釣れる理由について仮説をまじえて考察してみました。鳥居の近くだけで釣りをしてみるスピリチュアル系企画(?)なんかも面白いかもしれませんね(そうでもないか)。

 

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【コラム】中国のバス釣りは今後発展するか

広大な国土と日本の10倍以上の人口を持つ大国、中国で今、バスフィッシングがブームの兆し? 5月に中日韓アジアバスプロカップの取材で訪中した際に感じたことをまとめます。(報告○アングリングバス編集部 田沢)

 

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私と中国の接点は子どもの頃に読んだ横山光輝の『三国志』のマンガと中華料理が好きなことぐらい。中国語もほとんどわからないし、元々、そんなに接点はなかったのだが、ここ数年、機会をいただいてJB関連の仕事で年に1回ペースで訪れるようになった。

感じるのはよくいわれる圧倒的なパワー。どの街にいってもとにかく人が多い。これはアジア諸国には共通していることかもしれないが、中国の都会は輪をかけて活気に満ちている。同じ街でも訪れるたびに活気を増していっているような気すらする。名前も聞いたことがないような都市でも100万人以上の人口を抱えていることもざらだ。

 

バスは食料魚かつ高級魚としてポピュラーな存在

中国のスーパーを訪れて面食らうのが、鮮魚コーナー。日本では海水魚が、パック詰めされたり、氷の上に並べられていたりするが、中国では水槽に入って「活き」の状態で売られている。

 

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フナと一緒に泳いでいるのは、ライギョ。現地では「黒魚」というらしい。

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「黒魚(=ライギョ)」は500gで25元。日本円で400円ちょっと。意外と安い…?

 

幸か不幸か私はまだ見たことはないが、バスが水槽を泳いでいることもあるそうだ。しかも、バスは高級魚。中国料理ではソウギョやコイを食べることも多いが、バスはそういったコイ科の魚より高い。中国語では「魚」と「余」が同じ発音なので、「財産などが“余”る(=魚)ように」という意味で、お客さんに魚を振る舞うことがいいこととされているが、バスをごちそうしたとしたら、それはかなりいいもてなしを意味するそうだ。

バスの移入の歴史も日本ほどではないが古く、数十年前から食用として中国に移入されていたという。

 

釣り場のバスも食べられてしまうんじゃないの?

魚だけでなく、中国の人は「動くものは何でも食べる」「四本足のものはテーブルとイス以外食べてしまう」などと言われることもある。バスを釣って食べる人だっていると考えるのが自然だ。淡水の魚はあまり日常的には食べないが、例えばオフショアの乗り合い船に乗ったら船代だって高いわけだし、絶対お土産を釣って帰りたいと私だって考える。

日本でフナやコイを食べる人は少数派だが、中国では釣って食べるのは普通だという。現地の釣具店や漁具店に行くと、魚を入れるための「スカリ」が大きく、しかもなぜかド派手なことに驚かされる。

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内陸部の方が多い中国では淡水魚料理は一般的。写真はコイ。

だけど、5月に訪れた街にあった湖を散策していると、湖畔の釣り人たちのターゲットはフナのようだったが、ほとんどの人が魚を持ち帰るための「スカリ」を持っていなかった。

もしかしたら、フナ釣りでもただ食べるためだけに釣るのではなく、いわゆる「ゲームフィッシング」の考え方が根付いてきているのかもしれない。

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湖畔の釣り人たち。釣具店で見たドデカいスカリを持っている人はいなかった。

 

ルアーターゲットは日本より豊富

日本の在来種で肉食魚というとナマズの仲間くらいで、そのナマズも元々は関東や東北には棲息しておらず国内移入種であるとされている。

一方で広大な国土を持つ中国には淡水の肉食魚が多数棲息している。ライギョも現地では在来種で広い範囲に棲息している。ルアーよりもフライの方が人気らしいが、トラウトの釣りも一部のマニアの間で盛んだという。我々日本人に馴染みの薄い種類の淡水のルアーターゲットもいそうだ。

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佐々一真さんが釣ったのは、日本のナマズに近い種類に見えるナマズ。佐々さんの同船取材の模様はアングリングバスVol.24(2018年6月発売)に掲載。

 

オカッパリのルアーフィッシングが浸透したらすごいことに?

中国でのバスフィッシングは、現状ではまだまだ富裕層の遊びといった感じは否めない。レンタルボート代だって、現地の人の収入からしたらかなり高い。だが、少しずつ一般庶民にもルアーフィッシングが浸透してきているような気配も感じた。

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写真手前の人はルアーアングラー。

滞在していたホテルの近くの湖、ほとんどの人がノベ竿で釣りをしているなか、1人だけベイトタックルを持ったルアーアングラーがいた。一見、霞ヶ浦あたりでオカッパリをしていてもおかしくなさそうな出で立ちである。

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好奇心を抑えられず、中国語などほとんどわからないのに「ニイハオ」と声をかけてみた。すると、「この藻の間でルアーを動かしていると、バイトしてくるんだ」(完全に想像です…)みたいなことを中国語で返してくれた。そのルアーも、フロッグなどではなくトレブルフックのついた小型のクランクだったけど、ルアーアングラーに出会えたことに感動。

日本の10倍以上の人口を抱える中国でバスを始めとしたルアーフィッシングが流行ったら、きっと日本の釣具メーカーも活気づくに違いない。雑誌も、買ってくれたらうれしいんだけど(笑)。

 

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骨付きの牛肉がゴロゴロと入った「牛肉麺」。国営ホテルのレストランより、意外とこういった街中のグルメが美味しかったりします(笑)。

 

アングリングバスVol.25は吉田撃さん表紙で発売中!

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付録DVDは北大祐さん

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