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暴論Vol.1「逆転スイッチ不要論」

ちょっと前ですが、ツイッターで上記のようなアンケートをとってみました。

1,461票集まり、途中まではかなり拮抗しましたが、結果は反対が57%で反対多数。個人的な感想としては意外な結果でした。

ステラ、イグジスト、アブ・ガルシアの新作RevoMGXtremeなど、上位機種では廃止の流れ。小森嗣彦さんも「いらない」と。そういえば、これまでも小森さんのシグネチャーモデルにはついていませんでしたね。中には「なんのためについているのかわからない」という人までいて、個人的にもほとんど使った記憶がありません。が、やはり使っている人は使っている。

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写真はバス釣りでよく使っているシマノ/レアニウムCi4+C2000HGS。このリールには逆転スイッチがついています。使ったことはありませんが…。ていうか、汚いですね…。
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アブ・ガルシアの新作RevoMGXtremeにもついてません。

ようは「スピニングリールの逆転スイッチ、要らなくね?」っていう話。

紀伊半島の那須大士朗さんなど、ドラグの代わりにローターを逆転させてやりとりする人もいるのはわかっていましたが、そういう使い方は少数だろう、と。これからは中級機種からもなくなっていくのかな〜と思っていたので、個人的には意外な結果になりました。【賛成】【反対】それぞれの意見を見ていきたいと思います。

 

【賛成】

使ったことがないという私に対し、亀山湖ローカルの「ナウい!」さんが反応。

キャスト時にタラシの調整に使う人もいるということですが(そうなのか!とまずそこに驚き)、個人的にはキャスト直前にはローターを動かしたくない派なので、基本的にドラグで調整します。手でラインを引き出して。

私の場合、バス釣りに限らず、渓流トラウトでもメバルでもオフショアのシイラでもそうですね。多分、「それじゃラインが痛むだろ」って突っ込まれるんだと思いますが、ラインの細い渓流やメバルでは元々ゆるめのドラグ設定ですし、設定強めのオフショアはラインも太いので影響はないかと。

で、実際、上位機種からはなくなっていっている。ただ、かといって釣りの上手い下手や釣りの経験などはあまり関係なさそうということが、【反対】の意見を見るとわかります。

【反対】

何気なくやりとりをしていましたが、超有名なユーチューバー、「釣りよかでしょう」の徳ちゃんでした。理由は以下の通り。

しかし、それだと逆に無用のトラブルが起こりそうな気がしてしまうのですが…結局は個々人の慣れの問題のようです。

赤松健さんも「不要」なものではないとの見解のようでした。

「初心者がリールを巻きすぎてティップを巻き込んだときに逆転スイッチがないと助けてあげられない」みたいな意見もありましたが、それもドラグでいいような。逆転スイッチで逆転させると、ラインが出すぎたり無用なトラブルにつながるだけな気がするんですよね。

それにしても、こんな気軽にアンケートとれて、多少拡散されればそれなりの数の回答が集まるツイッターって便利ですね。(アングリングバス編集部 田沢)

 

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現役で使えるオールドタックルのポテンシャルを探るvol.1

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LEW CHILDRE Speed Spool BB-1N

写真はかのGary Yamamoto氏が所有していたリールで、めぐり巡って今、アンバススタッフDeeの手元にあるものです。しっかりと手入れされていたリールで、旧式ながらも機械としてきちんと作動するため、フィールドに持ち込めばそれなりに使えるのではないか? と思わせるミントコンデジションなのです。

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ボディにはルー・チルドレの社名、モデル名が刻印されています。ルー社はいまでもスピードスプールの名を冠したリールを製造しています。近年のリールらしい、洗練された内容になっていますが、そちらは使ったことがないので残念ながらインプレできません。

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誇らしげに3ボールベアリングの刻印が。たった3個のベアリングでも、当時は自慢のスペックだったのか。いずれにせよ、機械としての工作精度は抜群に高いので、スプールの回転は非常にスムースです。

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アルミ製のスプール。ラインをストリップするとV溝スプールになっていることがわかります。ブレーキは遠心ブレーキで、バーに刺したシューが遠心力で外側に動いてハウジングとの摩擦によって制動力を得るという、超シンプルな構造です。釣り場でパーミングカップをバラすと、かなりの高確率でこのブレーキシューを紛失するというのが、当時の遠心ブレーキ式リールの“あるある”でした。

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ベアリングもブレーキハウジングもすべてピッカピカです。実使用においてはなんの問題もなさそう。樹脂のパーミングカップも割れや変形はありません。

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パーミングカップにあしらわれたバスのバッヂ。今のリールではまず見られない意匠です。

旧式タックルでバスは釣れるか?

さて、この古いリールを実際に使ってバスを釣ることができるか?『そりゃ、キャストできて巻ければ、いつかは釣れるでしょうよ…』オールドタックルでの釣りを愛好するアングラーさんもいることですし、性能的に最新リールに劣るにせよ、実使用に堪えないということもない。ただ、軽いものが投げられないとかアンチリバースがガタガタだとか、厳しい面は否定できない。まぁ、ゴチャゴチャ考えても仕方ないよネ♪ってことで、今後、機会あるごとにこのリールを使って釣りをしてみたいと思います。使うからこそわかる“イイところ”と“困ったところ”をあぶり出してノスタルジック・タックルの遊び方を探ることにします。実釣リポートは、次回のココロ! であります。

話題の新作スピニング“レボMGXtreme”

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

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アブ・ガルシア/レボMGXtreme

さて、現在発売中のアングリングバスVol.21はじめ、各メディアをにぎわせている2018年のニュータックル。アブ・ガルシアのレボMGXtremeもそのひとつですが、新年一発目の取材で小森嗣彦さんにおすすめのコメントをいただきましたので、そちらについてアングリングバス公式YouTubeチャンネルにまとめました。(報告○アングリングバス編集部)

1000番から3000番まで計6機種

バス釣りでメインとなってくるのはこのうち2000番と2500番、と思うのが普通ですが、MGXtremeが最大の売りとしている軽さの恩恵で、3000番もバスフィッシングで快適に使えるサイズとなっています。そのへんについては、アングリングバス最新号(Vol.21)で木村建太さんにコメントをいただいております!

2000番で160g。最大の売りは軽さ

2000番台にはノーマルギアの2000Sとハイギアの2000SHをラインナップしており、ともに自重は160g。実際に持たせてもらいましたが、一発でわかる軽さです。

軽さによって得られるメリットについて、小森さんに語っていただくと、小森さんがまず挙げたのは、バイトのとりやすさでした。

リールが軽くなると、冬場なんかは特にそうなんですけど、小さいバイト、持ち上げたときに“バス喰ってるかな”みたいなバイトはタックルが軽くなるだけでかなりとりやすくなります。

また、バイトを感じ取ってからフッキングの動作に入る際も、軽さが活きてくると小森さん。

リールが軽くなった分、軽い力で手元に寄せることができますので、しっかりとフッキングができる。それに一日投げていても疲れない。

軽さの秘密は新開発のCMgローター

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回転するローターの中心部分には強度の高いMg(マグネシウム)、外周部分には軽いカーボンをそれぞれ採用している。

このローターについても、小森さんは「とても巻き心地がなめらかになっています」と太鼓判。

スプールに巻き付いてくるかのように、スムーズに巻ける。

ほかにも、「トラブルの元」になることが多かったという逆転スイッチは排除。ドラグに関してもさらなる進化を遂げ、より細かい設定が可能となったという。

“究極のフィネスフィッシング”を追い求めた結果の軽さの追求。価格は未定ですが、各地のフィッシングショーで実際に手に取って感触を確かめていただきたいアイテムのひとつですね。

超私的!ワームオブザイヤー2017

今年も残すところあと3日となりました。唐突ですが、私の個人的釣行で、2017年に活躍したルアーを一方的に表彰していきたいと思います。まあ、年末恒例のネタですね。

まず、ワーム部門から

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春、豊英湖本湖の地形変化をブレーバー5.7ネコリグで探っていると、かなりアタリが多かった。

尊敬するプロアングラー、川村光大郎さんが立ち上げたBOTTOMUP第一弾ワーム「ブレーバー5.7インチ」、かなり釣らせていただきました。

BOTTOMUP/ブレーバー5.7インチ

特に豊英湖。

今年は私にとっての春の訪れがかなり遅く、早春は実に8回連続でノーフィッシュを喰らいました。連敗記録をストップしたのが、このブレーバー5.7インチでした。

私は主にネコリグで使用。シンカーは1.3gから重くても1.8gくらいでした。

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早春の連敗記録をストップした救世主

5.7インチという関東だと少し大きく感じてしまうサイズ感ですが、デカいバスを釣って欲しいという川村さんのストレートな思いが多くのアングラーの心に響いた一本でした。

実際、豊英湖でも使っているアングラーは多かったです。

 

DAIWA/スキニーシャイナー2.5インチ

ダウンショットリグでよく釣れたのはスキニーシャイナー。今年10回ほど釣行した豊英湖はけっこうギルが多く(しかもデカい)、派手にテールが動くワームはテールが喰いちぎられてしまうことが多かったんですね。

そんなときに試してみたのが、このスキニーシャイナー。ピンテール形状になっており、これならギルに喰われづらいだろう、なんて思ったのがよく使うようになった発端だったんですが、アタリが多いし、よく釣れました。

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スキニーシャイナー2.5インチ。アングリングバス連載でもおなじみの茂手木祥吾さんの力作です。

カラーとしては黒系が実績高かったです。ほかには、スモーク系など。

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水中岬周辺やブレイクなどで放置気味にシェイク

 

デプス/バルビュータ3.5インチ

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カラーはフロリダブルー。今年の秋、房総リザーバーはどこも濁っていたから効いたようです。

すみません、正直、かなり苦手なワームでした。この見た目、いかにも「ルアー」って感じであまり生き物っぽくないじゃないですか。

どこか人を不安にさせる(?)フォルム。

例えるなら、ピロピロ〜と派手に動くアームは小うるさいチンピラ、だけど、一番大ボス的にヤバいのはセンターの名称不明のパーツ、みたいな。すみません、自分でいっててよくわからなくなりました。

10月下旬のドロ濁りの豊英湖釣行ですべてが変わりました。

この日は全くアタリがなく、フットボールジグのトレーラーとして使ってみたら、いとも簡単に釣れたんですね。バルビュータもフットボールジグもどちらも苦手だったわけですが、苦手×苦手で釣れたので印象が一気に変わってしまいました。

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10月下旬の豊英湖ではFINA/シューティングボールジグのトレーラーとして使用し、2本。

 

11月にレンタルボートが解禁となった三島湖でも、よく釣れました。

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三島湖では本湖のフラットでちょこちょこ動かしていたら釣れました。

デプス関係以外でもバルビュータを好んで使っているプロアングラーが多いことも、名作であることを裏付けていますね。

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終了残り20分で釣れた1本。ノーフィッシュを回避。

3つのワームがノミネートし、どれも甲乙はつけがたいのですが、いかにも「釣れそう」なブレーバーやスキニーシャイナーに対し、もともとかなり苦手意識が強かったところから一気に印象が変わって一軍入りした「インパクト」の面で、個人的に最も2017年を象徴するワームはバルビュータ3.5インチでした。(アングリングバス編集部 田沢)

チャビーバイブウエイトチューンby水野浩聡

冬本番を迎える12月下旬、デカいバスほど寒さをものともせず捕食をしているはずなので、志は忘れたくないですが、ないんですが…現実的にはルアーの選択肢がかなり限られてくる季節。野池のオカッパリなどで魚にさわりたければ、バイブレーション、メタルバイブなどが効果的になってくる時期です。

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TN、キーバーンなどが内部を彩る水野浩聡さんのボックス。

先日、ジャッカル×シマノプロスタッフの水野さんが年末ということで来社された際にうかがったのは、チャビーバイブレーション40のウエイトチューン。

ここにきて注目が集まるチャビーバイブ

実は秦拓馬さんもチャビーバイブには注目しており、今回のアングリングバスVol.21でも「チャビートリゴン」の作り方を披露していただいています。

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アングリングバスVol.21、水野さんには霞ヶ浦北浦水系に挑戦してもらいました!

そちらは誌面でご覧になっていただくとして、同じくチャビーバイブに注目しているという水野さんのオリジナルチューニングをご紹介したいと思います。

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チャビーバイブレーション40ウエイトチューニング

はい、ずばりこれです。ご覧いただけば一発でわかると思いますが、アゴに板オモリを何枚か貼っていますね。

水野さんの考えるチャビーバイブが釣れる理由はその「軽さ」。

「軽いから喰ってくる。重くしすぎたら意味がないんです」と水野さん。

チューニング済みのチャビーバイブをひとつ借りて編集部の精密計りで計測してみると、約6g。それではここでチャビーバイブレーション40のスペックを見てみましょう。

ジャッカル/チャビーバイブレーション40

  • 全長=40mm
  • 自重=4.8g

およそ1.2gのウエイトアップ。「0.3mmの板オモリを3枚貼っています」と水野さん。

 

リフト&フォールにキレを

意図としては「フォールスピードを少しだけ速める」ためのチューン。重くすることのメリットは多々ありますが、重くしすぎると、「軽さ」というチャビーバイブの武器を台無しにしてしまうのです。

「軽さ」を極力損なわずに、キレ味鋭いリフト&フォールを生み出す。いかにも冬に釣れそうなチューニングです。

 

ノーマルバイブよりもメタルバイブよりも弱い

チャビーバイブ同様にルアーのシルエットをおさえることができるメタルバイブ、そしてTNなどより重いノーマルのバイブレーション、これらとウエイトUPしたチャビーバイブの違いはルアーの強さ。

「(ノーマルの)バイブよりもメタルバイブよりも、チャビーは弱いんです」と水野さん。「弱い」はアピールが弱いととらえることもできますが、スレづらい利点もあります。

実はメタルバイブなどのフラッシング、バイブレーションの強い振動はしつこく通すことによってバスをスレさせてしまいます。特に冬は同じようなスポットでねばる展開になることが多く、スレさせないように注意しないと獲れる魚も獲れないのです。

最近では冬にメタルバイブを投げる人が多く、メタルバイブ自体を見飽きているバスも多い? もしそんな疑問にブチ当たったとき、試してみてください。アゴに板オモリを切って貼るだけなので、釣り場でも十分できますね。

 

スレさせない冬のローテに

そんな「スレさせない」冬のルアーローテーションのひとつに、ウエイトUPしたチャビーバイブが最適なんですね。

水野さんは主にPEラインを使用したスピニングタックルを使用しているとのこと。そちらの利点については年明け早々に行われるアングリングバスVol.22のロケでしっかりとお話をうかがいたいとおもいます。

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最新号Vol.21表紙の長良川バスについては、長良川をホームのひとつとする水野さんも「これはなかなか釣れないですよ」と驚きの様子でした。