トーナメンターのテクニックとされていたのはもはや過去の話。沈み虫系ルアーが今春以降続々リリースされる。果たして沈み虫は一大ムーブメントを巻き起こすのか?(まとめ○アングリングバス編集部 田沢)
ここにきて沈み虫が話題です。
元々、トーナメントシーンではプレッシャーがかかった状況下で有効とされ、トップトーナメンターたちがシークレットルアーとして使用してきた沈み虫。
自作のチューニングはもちろん、ジャクソンのヤゴォォォン、オニヤゴォォォン、イマカツの三原虫など、沈めて使うことで威力を発揮する沈み虫系ルアーはこれまでもありました。
JACKALL、DSTYLEから続々新作リリース

ここにきてにわかに注目を集めているのは年明けからのメーカー各社の動向。
ジャッカルがジャパンフィッシングショー会場で超大型ルーキー藤田京弥プロの加入を発表したのと同時に、ブースには藤田プロが手がけ、通称「京弥虫」などと呼ばれていた沈み虫系ルアー「BG1.5」の展示が。
ほどなくして2月に入るとDSTYLEのFacebookでSVSB スーパーバイブシンキングバグが5月発売を予定していることが発表されました。
各社力を入れているのは釣れる証拠。そこは間違いないんでしょう。
見た目はとても地味
しかし、その見た目はかなり地味です。
ワームのボディにパーツとしてラバーやワーム素材で脚が数本伸びています。
1本1本がピリピリピリリと絶妙に動き、バスにアピールする。
すごく釣れそうな反面、見た目はやや地味と言わざるを得ません。
素材の比重に違いあり?

すでにリリースされているジャクソンのオニヤゴォォォンは高比重系でノーシンカーでも快適に使えます。上記の写真は昨年の10月に霞ヶ浦水系で行われた取材時の釣果。岸壁沿いにフォールさせ、リフト&フォールさせるとバイトしてきました。
沈めて使うのが沈み虫系ルアーの特徴(当たり前ですが…)。しかし、三原虫などはスローシンキングながらシンカーを装着してダウンショットリグで使用する場面も多い。ほかの新作については触ってみたわけではないのでわかりませんが、それほど比重は高くなさそう。
ダウンショットリグで「沈めて」使うモノととらえた方がよさそうです。
水中を漂うナチュラルさが釣れる秘密?
極限までプレッシャーがかかった状況、バスはなかなか口を使わないのはもちろん大きく口を開けて捕食することが少ない。そんなとき、しっかりバイトさせるためのギミックを演出するのが細かいパーツ。
水中をナチュラルに漂わせることで、エビにも小魚にも見える。
さらに細い脚が水流に呼応して絶妙に動き、バスを誘う。
アングリングバス最新号で沈み虫の使い方や自作方法を加木屋守プロに詳しく解説していただいたほか、藤田京弥プロの実釣でも開発中のBG1.5が活躍。
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