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WEB版【Easy to Bass】手軽にオカッパリができる釣り場3選

多種多様なルアーを駆使し、正確なキャスティングで好スポットを次々撃ち抜き、バスを手にするのもバスフィッシングなら、扱いやすいタックルとルアーで気軽に野池で楽しむのもバスフィッシング。シンプルイズベストなバスフィッシングスタイルをメジャークラフトのヒロセマンに教わった。(まとめ○アングリングバス編集部)

※野池で釣りをする際はマナーを守りましょう。駐車スペースに配慮し、ゴミなどは絶対に捨てないでください。※

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最近では釣り場を守るべく活動する地元アングラーからのアクションも増えてきた。

 

日本全国広い範囲に点在する野池はバス釣り入門にも最適でバスフィッシング人口が最も多い釣り場といえるだろう。そんな野池にスポットを当てるのが今回の【Easy to Bass】。

初心者でもオカッパリで釣りがしやすいのは主に3タイプだ。

 

いわゆる“野ダム”

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水深があり、デカバスが棲息している確率が高いのがリザーバーの魅力だ。後に紹介する山間野池と似通った性質を持つが、写真のような巨大なダムサイトによって水位を管理しているのが特徴。

  • 水質=ステイン〜クリア
  • 水深=深いところで10m以上
  • エントリーしやすさ=水位の増減によって変わる

野池よりも多彩な攻略が可能

カバーやインレット、ストラクチャーが豊富で、多様なルアーを使って季節に応じたバス釣りを楽しめる。水深が深い場合もあり、一般的な野池では出番が少ないような深く潜るタイプのルアーが活躍する場面も多い。

水質も比較的クリアなため、特にインレット(流れ込み)周辺などバスを見て釣るサイトフィッシングが楽しめる。

水位の増減に注意

その一方で注意が必要なのは水位の増減だ。ここでは主に小規模な「野ダム」を前提に話をするが、農業用水として利用している場合、農業に水を使用する時期は水位が下がることがある。また、梅雨時など雨量の多い時期は増水し、逆に雨量が少ない時期は減水する。

オカッパリで釣りやすいのはずばり減水しているとき。足場が多く、広い範囲で釣りが楽しめる。反対に増水しているときは足場が少なく、限られた場所からしか釣りができない。

減水している時期でも足場がぬかるんでいることもおおいため、長靴を用意した方がいい。また、ダムサイト付近は危険のため立ち入り禁止となっていることが多い。

 

山間野池

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傾斜のきつい道路を通って行く標高の高い場所にある野池が山間野池だ。

  • 水質=ステイン〜クリア
  • 水深=3〜4mから深いところでは10m
  • エントリーしやすさ=堰堤からの釣りが中心となる

 

皿池よりも深く水質は比較的クリア

標高の高い場所にある山間野池は水質がクリアで、野ダム同様見えバスを狙うサイトフィッシングも楽しめる。

水深も比較的深い。減水期に観察すると、こんなに深かったのかと驚かされることがある。

 

アプローチにやや難ありな場合も

山間に位置するため周囲が山林に囲まれていることが多く、「釣りが堰堤からしかできない」なんてこともある。

オカッパリからのアプローチだと、対岸においしそうなオーバーハングが見えるのにほとんど撃てず、堰堤から釣りができる範囲が勝負となることも。

山間野池ではオカッパリではもの足らず、ゴムボートやフローターなどを使用するアングラーが多い。※ボート禁止の場合もあるので要確認。

 

平地の皿池

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多くのアングラーにとって最も身近な存在の野池が皿池だ。文字通り皿のような形状をしており、岸際は浅いが中央部は少し深くなっていることが多い。農業用水としての利用など、山間野池や野ダムと目的は一緒ながら、エリアによっては平地に無数に存在し、攻略しがいのある野池だ。

  • 水質=ステイン〜マッディ
  • 水深=深くても2〜3m
  • エントリーしやすさ=池全周から釣りができることもある

 

比較的水深が浅く、マッディ

おおむね水深が浅いのが平地の皿池。中央部でも2〜3m以下の池が多い。水質は池に当然よって異なるが、おおむねステイン〜マッディで色がついてることが多い。

 

変化に乏しい反面、周囲を一周できる場合も

池の周囲が護岸化されていることも多く、釣りをしやすいのが皿池の魅力。

ただし、それは同時にオーバーハングなど狙うべきカバーも少ないことを意味する。

護岸をただ漫然と釣り歩くよりは、インレット・アウトレットなど水の動きのあるエリア、カバーなどを重点的に釣ってみよう。

 

「手軽にオカッパリができる釣り場3選」と題して、野ダム、山間野池、皿池についてまとめたが、現在発売中のアングリングバスVol.24取材ではメインの釣り場となった。

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開始早々になかなかのグッドサイズをキャッチ。

朝から快調にバスを釣り上げたヒロセマンは、ついに46cmのバスもキャッチ。何回もカバーに潜られ、それを引きはがしつつの白熱の攻防の模様はYouTubeでも公開中。

詳しい釣りの内容は誌面と合わせてお楽しみください!

アングリングバスVol.24発売中!

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